ソリューションありきではなく、問題解決ありきのWebサイトを

制作会社インタビュー

ソリューションありきではなく、問題解決ありきのWebサイトを

株式会社クリエイターズネクスト ビジネス・デベロップメント局 局長 筒井 勇人

自社の目標達成や課題の解決に、Webサイトを活用したいと検討されている方も多いのではないでしょうか。しかし、Webサイトを制作しただけで目的を達成できるとは限りません。どんなシステムやソリューションでも、理にかなったプロセスを経て構築し、成長させなければ効果は限定的です。

問題解決型のWebサイトを構築するために、制作を依頼する顧客と、Web制作会社にとって大切なコトとは何か。これまで400社以上のWeb制作実績を持つ株式会社クリエイターズネクストの筒井勇人氏に、「成果に繋がりやすいWebサイトの制作」を伺いました。

問題の特定を見誤ったWebサイトは、成果に繋がらない。

「Webマーケティングで重要なのは、『お客様のビジネスの課題を正しく特定すること』です」

筒井氏は、至極当然なことでありながらも顧客が陥りやすい部分を指摘します。というのも、Web制作会社のなかには問題を特定しないうちに「どう解決するか」と、自社のシステムやソリューションの話に進めるところもあるからです。

「このWebサイトはどうあるべきか?から逆算する形で、
①問題点はどこにあるのか?
②なぜそれが問題なのか?
③どのようにすれば解決するのか?
を明確にし、顧客と制作会社が問題の認識を擦り合わせたうえで、システムやソリューションを選ぶというのが適切なプロセスだと思います。

③のソリューションありきで制作をしても、望む成果を得るのは難しいですし、実は問題はWebサイトだけではなく、ターゲットユーザーが定まっていなかった、商品やサービスの価値を正しく言語化出来ていなかった、営業のトークスクリプトにあった、などということも珍しくありません。」

顧客の問題を正確に把握するために、筒井氏は顧客の業務プロセスを理解するところから取り組み、定性面と定量面から問題点を抽出していると語ります。

「Google Analyticsなど計測ツールの結果だけでは、見えてこない問題も多いです。お客様の経営課題や現場のスタッフが抱える課題を正しく理解して、解析結果と照合することで、より具体的な問題点とアクションプランが見えてきます」

問題の特定を見誤ると、その後のプランニングもディレクションも、誤った方向に進んでしまいます。Webサイトの価値は、このフローで8割が決まるわけです。

ブランドコンセプトの設計で大切なコト

ブランドコンセプトの設計も、筒井氏がこだわるポイントです。ブランドコンセプトは、顧客の強みや差別化要素を、ユーザーにわかりやすく伝える重要なファクター。実はこれを決めるのに、顧客との会議がヒートアップすることもあるといいます。

「自社の強みを自社の人が考えるというのは、構造的に難しいんですよ。なぜなら中の人は商品やサービスに情熱を持って時間を注いでいますが、外の人は情熱を持って見ることはごく稀ですし、当然他の選択肢もあるので、時間を割いて理解しよう、というスタンスはないと思った方が良いです。

お客様のことを、ユーザーがどう見ているのかという観点を伝えることが、僕たちの役割です。ただ、それを聖剣のごとく振りかざすのではなく、時には一緒に飲みながら腹を割って、話し合います。

こんなことを言うと青臭くて敬遠されるかもしれませんが、やっぱり最後は『人と人』だと思っていますし、『何としても成果を出したい』という気持ちだと思うんです。」


例えば、キャッチコピー。顧客が1文1句に思いを込めて作っても、ユーザーの目に留まらないことがあります。筒井氏はユーザー視点から「一瞬で、価値が最大限に伝わるWebサイト」の制作にこだわり、ユーザーを惹き込むキャッチコピーやコンテンツの提案に注力しています。

ちなみに、クリエイターズネクストでキャッチコピーを考えるのは、筒井氏をはじめプランナーの役割。顧客をいちばん理解している人間こそ、伝わるコピーが作れるという考えからです。

「生みの苦しみは多々あります。そんなときは、リアルなユーザー体験を重ねます。例えば、新築マンションのキャッチコピーを作るときはモデルルームに足を運ぶ、レストランだったら食事をいただく、買えるものなら買って使ってみる。

体感して得たもの、自分が感じたインサイト(課題や願望)、顧客のサービスである機能、エンドユーザーが求めるベネフィットを洗い出して構造化し、この切り口はどうでしょうか?とお客様に提案します。シンプルでないと、ユーザーの目に止まり、行動・購買につながるコンセプトは作れないと思いますから」

顧客の商品やサービスで、「どこに興味を惹かれたか」「お金を払ってまで購入したいか」といったユーザー視点に、とことんこだわる。コピーだけではなくデザインについても、現場で体感したユーザー視点を踏まえて徹底して作り込むのが、筒井氏のこだわりです。



Web制作会社は”御用聞き”になってはいけない

筒井氏にとってクリエイティブとは、「問題を解決する手段」だといいます。

「顧客の抱える問題と、ユーザーの抱える問題を一気に解決するのがクリエイティブです。問題を解決するために、私たちが考えるクリエイティブとはこうですよと、お客様に提案する。もちろん、お客様の考えるクリエイティブもお聞きして、お客様とユーザーの課題を解決できるWebサイトを目指していきます」

制作者側の都合を押し付けず、双方のクリエイティブを尊重しあうことも、大切なコトです。そして、完成したWebサイトの公開。このとき、細部にこだわりすぎて公開になかなか踏み切れない顧客に対し、背中を押してあげることも筒井氏の役割です。

「Webサイトの公開は、ゴールではなくスタート地点。公開後にテストを重ね、議論しながら成長させていくことが重要です。公開が遅れると、その分のテスト回数が少なくなるので、改善のデータが集まらない。

結果的に、お客様の目的達成が遅れてしまいますよ、と伝えています。一打席目からホームランが出ることは稀ですし、出たとしてもその因果関係を理解できていないと再現できないので、持続的な成長は難しいです。」

また筒井氏は、Web制作会社が「顧客の御用聞きになってはいけない」とも指摘します。

「顧客からの指示で、想いをそのままカタチにしているクリエイターの方に対して、私はリスペクトがあります。良いサイトを作りたい顧客の気持ちも、大いに理解できます。

一方で、なんでも顧客のいう通りにする事にも疑問があります。それはWebの経験がない顧客がディレクションしているのとほぼ同じですから、結果的に顧客のためにはならない。お互いが疲弊してしまう。

問題解決策と数字をもとに、『あるべき姿はこうですよね、目指すべき方向はこちらですよ』とお伝えするのも、制作会社の役割なのだと思います。」


クリエイターズネクストでは、問題解決型のWebサイト制作を目指す方に対して、これまで積み上げてきた解決ノウハウの提供を行っています。Google Analyticsなどの分析結果と改善提案のレポートを自動生成できるツールも提供してくれるとのこと。興味のある方は、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

株式会社クリエイターズネクストに

筒井 勇人

株式会社クリエイターズネクスト
ビジネス・デベロップメント局 局長

筒井 勇人

1989年2月生まれ。和歌山県出身。専門学校を卒業後、外食産業にて独立。300店舗を展開する外食企業との合弁会社を設立後、FCモデルによる多店舗展開を行う。は当事業を譲渡し、不動産テック企業に営業部門の取締役として参画、全国5拠点、150名のスタッフをマネジメント。その後、現代表の窪田と出会い(株)クリエイターズネクストに参画。ウェブサイトの制作やマーケティング支援業務に加え、自社クラウドサービスのKOBITの事業を統括する。

株式会社クリエイターズネクスト

設立 2004年10月19日
〒141-0001 東京都品川区北品川5丁目12-5 御殿山河惣ビル6階
代表取締役:窪田望
資本金:1000万円
事業内容:Webサイトの制作、マーケティング支援及び解析系AIツール「KOBIT」の開発、運用。

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