「Salesforce CMS」をリリースしたセールスフォース社。彼らが目指すものとは

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
公開日:2019/11/18  更新日:2019/11/20
「Salesforce CMS」をリリースしたセールスフォース社。彼らが目指すものとは


先日、セールスフォース社から「Salesforce CMS」がリリースされました。ただ、ソースのほとんどが英語なので全容が理解できていない人も多いのではないでしょうか。

そこで本日は、現時点で確認できた情報源から重要な部分的を翻訳(意訳)しながら、どんな目的CMSが作られ、どのようなことが実現できそうなのかを解説していきたいと思います。

セールスフォース社が目指していること、できること

A hybrid CMS provides a native experience channel or touchpoint, but also gives you the flexibility to present content to any touchpoint built on a third-party system,” 
引用:https://techcrunch.com/2019/11/07/salesforce-announces-new-content-management-system/

訳:「ハイブリッドCMSは、自然な体験及びタッチポイントを提供しながら、サードパーティシステム上に構築されたタッチポイントにもコンテンツ供給できる柔軟性を兼ね備えています。

解説:ユーザー体験という言葉が一般的になってはきました。理想としては、消費者の生活の中で必要な情報が”自然に”手に入ることです。そのためには、企業が適切なタッチポイントを設計し、コンテンツを供給する必要があります。

SalesforceCMSはそういった顧客とのコミュニケーションを実現するための機能が多くついているのではないかと推測できます。例えば他社が作ったシステムや、Webサイトへのコンテンツの共有などが挙げられるでしょう。

そういった柔軟性が、セールスフォース社が出すCMSの1つのポイントとも言えそうです。

エンタープライズ企業の葛藤

Should Salesforce make its CMS an enterprise standard, it'll be due to the data integration with content. Enterprises have been struggling with content management for a while and have multiple systems.

And there's also the Salesforce unique spin to a CMS. There's data integration and the combination of customer data and content will be appealing to many companies pursuing digital transformation projects.
引用:https://www.zdnet.com/article/salesforce-launches-salesforce-cms-to-meld-content-data-across-screens-enterprises/

訳:「Salesforceが彼らのCMSをエンタープライズの標準にすべき理由としては、コンテンツとデータ統合が挙げられるでしょう。エンタープライズ企業の多くは複数のシステムを持っており、長年コンテンツ管理に苦労してきました。

また、SalesforceにはCMSへの強みもあります。顧客データとコンテンツを統合/接続できるため、デジタルトランスフォーメーションを推進する多くの企業にとって魅力的に見えるでしょう。

解説:Salesforceの強みとして、データがあげられます。これまで複数のバラバラだったデータの管理に苦労していた企業も、容易にデータを統合できるようになるのでしょう。

デジタルトランスフォーメーションを推進したい企業にとっても、データがネックで頓挫することもあるかと思いますので、大きなメリットになりそうです。

顧客の需要に応えるために作った新しいCMS

Anna Rosenman, Salesforce’s VP of product marketing for Community Cloud, Commerce Cloud and Salesforce CMS, says the company created the new CMS to answer a customer demand. “Our customers have been asking for a dedicated CMS. The systems that they’ve been relying on so far tend to be legacy tools that are hard to use and built for a single-channel or site,” she said.
引用:https://techcrunch.com/2019/11/07/salesforce-announces-new-content-management-system/

訳:「Salesforceのコミュニティクラウド、コマースクラウド、Salesforce CMSの製品マーケティング担当副社長であるAnna Rosenmanは、同社が顧客の需要に応えるために新しいCMSを作成したと言います。 ”これまでお客様は自社専用のCMSを求めてきました。彼らがこれまで依存してきたシステムは、1つのチャネルやWebサイトだけでは運用も構築するのも難しいレガシーなツールであることが多かったのです”と彼女は言いました。

解説:これまで顧客が扱ってきたツールはそれ単体では構築も運用も難しいツールでした。そのため、顧客は自社の事情に合わせた専用のCMSを望んできた背景があります。

Salesforce CMSはそういったニーズを満たしたCMSとのこと。日本と海外ではCMSに関する事情も違うとは思いますが、これまでのCMSで課題とされていた部分を元に、作られたCMSだと言えるようです。

難しいのは拡張性の高いプラットフォームの構築

It’s easy to build a simple CMS. It’s much harder to build an extensible, enterprise platform,” he said. He added, “There’s a lot of work they still need to do to feed other platforms around things like connectors, simulation, tracking, very advanced asset management (e.g., compound assets), object-oriented storage, etc.”

But Rosenman says the system’s built-in c is designed to provide that, and even be used in conjunction with existing legacy tools if need be.
引用:https://techcrunch.com/2019/11/07/salesforce-announces-new-content-management-system/

訳:「”シンプルなCMS自体は簡単に構築できます。拡張可能なエンタープライズプラットフォームを構築する方がはるかに難易度が高いのです”と彼は言いました。さらに、”プラットフォームを提供するためには、コネクタ、シミュレーション、トラッキング、非常に高度な資産管理(複合資産など)、オブジェクト指向ストレージなど、関連する作業がたくさんあります。

しかし、Rosenman氏によると、システム(Salesforce CMS)が持つ高い柔軟性は、以上のような関連する作業も含めて提供することを可能とし、必要に応じて既存のレガシーツールと組み合わせて使用​​することもできます。

解説:シンプルなCMSを作るのは容易だ、難しいのはプラットフォームの構築の方で、周囲の関連する作業が山ほどある。今回のシステムはそういった作業を組み込んだ設計になっている、とのことです。

確かに、CMSを作るくらいは容易なのかもしれないですね。その時に、どこで付加価値を出すのかが重要で、例えば先ほどのデータ統合などもあげられるでしょう。

しかし、プラットフォームの拡張は容易にできることではありません。そんな拡張作業が可能となったのが、今回のCMSの1番のポイントだと言えそうです。

コンテンツ is King! 全社員がコンテンツチームの時代に

Anna Rosenmann, vice president of product marketing for Community Cloud, Commerce Cloud and Salesforce CMS, said Salesforce built its CMS based on customer feedback and complaints about managing legacy content systems. The aim for Salesforce is to connect content, data and customers.

"This is less about a CMS and more about what our customers are trying to do. Companies are trying to create a consistent customer journey and keep content moving," explained Rosenmann. In other words, content is in king within corporations. "Everyone is on a content team," 
引用:https://www.zdnet.com/article/salesforce-launches-salesforce-cms-to-meld-content-data-across-screens-enterprises/

 訳:「Anna Rosenmann氏は、Salesforceが顧客のフィードバックとレガシーコンテンツシステムの管理に関する苦悩に基づいてCMSを構築したと述べました。 Salesforceの目的は、コンテンツ、データ、顧客を結び付けることです。

”我々はCMSを作ったのではなく、顧客がやりたいことを実現するための物を作りました。企業は、一貫したカスタマージャーニーを作成し、コンテンツを更新し続けようとしています”。言い換えれば、コンテンツは企業において最も重要となっています。 ”全員がコンテンツチームに所属している時代なのです”

解説:SalesforceはCMSというツールを作ったのではなく、あくまで顧客の理想を実現するための物を作りました。コンテンツ、データ、顧客を統合し、カスタマージャーニーに沿ったコンテンツを構築するにはCMSが必要です。

先ほども述べた通り、エンタープライズ企業は長年コンテンツの管理に苦しんでいます。今回のCMSのリリースで、そのような悩みが解決されることを期待したいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。セールスフォース社が目指している世界が本当に実現できるとすれば、筆者も素晴らしいことだと思います。

ただ、実際の仕様や使い勝手の部分は使用してみなければわかりません。今はまだ英語版のものしか出ておりませんが、今後は日本語版もリリースされ、日本市場にも参入してきた際には、他のCMSと比較されることになりそうです。

また、現在は無償での提供となっていますが、有償版がリリースされることも大いに考えられるので、こちらも注目していきたいところですね。

Web業界は変化が早く、新しい情報もどんどん入ってきますが、常に最新の情報をキャッチアップできるようにアンテナを張っておきましょう。


最後に、弊社も独自CMSでWebサイトを構築しており、制作会社様のパートナーも募集しております。もしご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。




無料資料ダウンロード

ABM×カスタマーサクセス 実践マニュアル 表紙

ABM×カスタマーサクセス 実践マニュアル

無料ダウンロード

新規リード獲得! ウェブタメ!概要資料 表紙

新規リード獲得!
ウェブタメ!概要資料

無料ダウンロード

関連キーワード

人気 おすすめ CMS
ウェブタメ!概要資料
「エムタメ!」 マーケティング担当者のためのデジタルマーケティング情報サイ
Page TOP