採用サイトに注力する中小企業が増えている理由

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公開日:2019/04/17  更新日:2019/10/02
採用サイトに注力する中小企業が増えている理由

労働人口の減少が叫ばれるなか、新卒採用の求人倍率は依然として売り手市場の状況が続いています。優秀な人材を確保するために、採用活動に一層の工夫が求められる現在。大手企業に限らず、中小企業も、自社のコーポレートサイトや求人メディアとは別に「採用サイト」を運営し、採用に関わる情報を積極的に発信するようになりました。今回の記事では、採用サイトの必要性とそのメリットについてご紹介します。

就活ポータルサイトだけでは人が集まらない?

2019年3月の新卒採用を対象にした「リクルートワークス研究所」の調査によると、求人倍率は1.88倍。7年連続で上昇しています。これは、求人数に対して、38.1万人もの人材が不足している状態です。

また、求人企業の従業員規模別にみると、300人未満の中小企業では、求人倍率が9.91倍で、過去最高となりました。つまり、大企業と中小企業の間で、採用難易度の格差が広がっているといえます。

よい人材を採用するための競争が激化する時代。就職活動の短期化も、さらに追い打ちをかけます。2017年以降、就職活動の情報解禁時期に制限がかかり、一般的な新卒採用の就職活動は、以前と比べて短くなりました。

インターネットメディアの普及により、採用情報の入手経路も多様化しています。「リクナビ」「マイナビ」などの従来型の求人情報メディアはもちろん、採用SNS、口コミサイト、インターンシップ情報サイトなど、さまざまなメディアで採用情報が発信されています。

このような背景のなか、学生や求人者は、より多くの情報から企業を選ぶことを求めるようになりました。大手企業がさまざまな方法で多くの情報を発信するなか、そもそも「情報が少ない」企業は、埋もれてしまい、検討のステージに上がることができません。そのため、中小企業も自社の採用サイトを作り、仕事の魅力や就業メリットをふんだんにアピールする必要が出てきたのです。

自社採用サイトをつくるメリット

自社採用サイトをつくるメリット

採用サイトを制作・運営することは、コストもリソースもかかります。しかし、それでも採用サイトを運営する企業が増えているのには理由があります。自社の採用サイトを制作するメリットをまとめました。

ミスマッチを防ぐ

自社の採用メディアで、企業理念や業務内容、社員の様子などを詳しく紹介することで、求人者の企業理解が深まり、応募時や選考段階でのミスマッチはもちろんのこと、採用後の早期離職を防ぐことにもつながります。

自由にコンテンツを企画できる

求人情報メディアはテンプレートを採用しているため、文字数や掲載できるコンテンツ内容があらかじめ決まっています。自社の採用サイトを制作すれば、採用コンテンツを自由に設計でき、自社の思う通りの運営ができます。

あらゆる媒体から集客可能

現在では、求人ポータルサイトや、採用SNSなど、従来型の求人情報メディア以外の露出の選択肢が増えています。自社で採用サイトを用意すれば、さまざまなメディアや広告から自社の採用サイトへ集客が可能になり、求人メディアに依存した状態から抜け出す糸口にもなり得ます。

採用にかけるトータルコストを削減

求人情報メディアだけでは、少ない情報を見ただけで、簡単に応募できるため「とりあえず応募」が増え、非効率な選考リソースが多くかかってしまいます。自社採用サイトで、より詳しい情報を発信することで、採用活動を効率化し、将来的に求人メディアへの出稿費を減らすことにもつながります。

社内外に向けた企業ブランディング

採用サイトには、仕事のやりがいや、活躍する社員の声などをコンテンツとして掲載します。他社と差別化できる、その会社ならではの魅力をまとめることで、社外へのブランディングはもちろん、既存の従業員のモチベーション向上や、エンゲージメントアップにもつながります。

特に、働く社員の顔が見えたり、生の声を聞くことで会社自体の印象のアップにも繋げることが可能です。

中小企業の採用サイトは「リアルな姿」が求められる

採用サイトを検討する際、「他社のサイトはどうだろう?」と閲覧されることもあるでしょう。目をひくデザインやキャッチコピーを見て、「こんな採用サイトを自社でも作りたい」と考えている人事部の方もいらっしゃると思います。

ここで、注意しなければいけないのが「求職者の求める情報を網羅しているか」ということ。デザインやキャッチコピーが大切なのは採用サイトを制作したい人事部の目線であっても、求職者は仕事内容や福利厚生、キャリアップなどの情報を見て会社を決めています。

もちろん、デザインやキャッチコピーで、ある程度ひきつけることも大切です。ただ、それにこだわって中身のない採用サイトを作っても本末転倒です。

仕事内容をわかりやすく伝えるコンテンツを

特に、中小企業を検討している求職者は、仕事内容や社員の声など現場の「リアルな姿」を求める傾向にあります。

大企業であれば、多くの求職者は社名くらい知っているでしょうし、仕事内容も求人ポータルサイトなどで調べられます。しかし中小企業、とりわけBtoB企業は社名すら知られていないケースもあり、コーポレートサイトを見ただけで仕事内容を理解できる人は少ないでしょう。

中小企業の採用サイトには、具体的にどんな仕事をして世の中に貢献している会社なのかを、一般の人にもわかりやすく伝えるコンテンツが必要です。

抽象的な表現はできるだけ避ける

会社の特徴を伝えるコンテンツなどで、「アットホームな会社」「環境に配慮して行動しています」「顧客第一で全員が一丸となって取り組む」といったフレーズを見ることがあります。

これらの文言を求職者が見て、どんなイメージをするでしょうか?もしかすると、他に検討している中小企業の採用サイトにも、同じことが書いてあるかもしれません。漠然とした抽象的な表現よりも、具体性のある内容の方が求職者の心に刺さります。

例えば、「数字で見る○○(会社名)」のようなコンテンツであれば、社員の男女比や年齢構成、商品・サービスの市場占有率、成長率などリアルな数字を用いて求職者にわかりやすく伝えられます。

また社員紹介のページも、単なるサクセスストーリーより、失敗談や「どうやって乗り越えたか」といった苦労話もあったほうが、仕事内容や社風の理解を促すうえでも役立ちます。

こうした情報は、会社としてどこまで公開できるかもポイントにもなってきますが、できるだけ会社の「リアルな姿」を伝えることが雇用のミスマッチを防ぎ、採用活動の効率化にもつながるのです。

まとめ

このように、自社採用サイトの運営には、さまざまなメリットがあります。最近では、採用サイトを専門的に制作するホームページ制作会社や、採用サイトを簡単・低コストに制作するためのプランを提供するサービスも増えています。また、各社の制作実績などを見れば、採用コンテンツの企画や、デザインの参考にもなるはずです。自社の採用サイトにかけられるリソースを配慮し、ホームページ制作会社もうまく活用しながら、より魅力的な採用サイトを制作していきましょう。


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