ホームページの発注前に気をつけたい4つのポイント

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2019/01/17
ホームページの発注前に気をつけたい4つのポイント

初めてホームページ制作を発注しようとするときや、ホームページをリニューアルするとき、まずは何から取り組めばよいか迷うことも多いと思います。「費用」や「ホームページ制作会社の選定」も気になる項目ですが、その前にも社内で考えを固めておくべき項目があります。

実際に、ホームページ制作がスタートしてから迷わないためにも、ホームページ制作の発注にあたって大切な3つのポイントをおさえておきましょう。

ホームページに求める役割・効果を明確にする

ホームページ制作を始めるにあたり、もっとも重要なのは、そのホームページを制作する「目的」です。会社案内、採用、ブランディング、拡販など、ホームページの目的はさまざまですが、そのサイトが担うビジネスのゴールを明確にすることでスムーズに制作が進められます。

実際、ホームページ制作の過程では迅速な判断が求められます。デザインを決めるとき、サイト構成を決めるとき、キーワードを決めるとき、コンテンツ内容を決めるとき…など、制作会社からは次々と提案や質問をされることでしょう。その際に、ホームページ制作の目的が曖昧では、そのたびに悩んだり、迷ったり、適切な判断ができずに修正を繰り返すことになりかねません。ホームページを最短かつ効果的に制作するためにも「目的」の明確化はとても重要です。具体的には、特に次の2つの項目を明確にするようにしてください。

ホームページの目的(ゴール)はなにか

  • 集客(新規の顧客に商品を知ってもらう、もっと興味を持ってもらう)
  • 会社概要(自社を知っている人にいい印象を与える、会社の信頼性を高める)
  • 採用(自社サイトでの採用を促進する、学生の企業理解を深める) など

また、可能であれば数値目標を立てられるとベストです。
例: 問い合わせを○件から○件にしたい
   アクセス数を○件から○件にしたい

ターゲットは誰か

ホームページの目的から、どういう人にホームページへ訪れてほしいのか、潜在顧客の人物像について考えます。「ペルソナ」という人物像を設定すると、社内でもターゲットのイメージが共有しやすくなり、ブレることが少なくなります。
例:営業部部長(45歳)・決裁権限者 など

ホームページ制作会社に提示する要件を「RFP(提案依頼書)」にまとめる

ホームページの目的がはっきりしたら、次はRFPと言われる提案依頼書を作成してみましょう。

RFPとは、ホームページ制作会社やシステム開発会社に、制作の提案してもらう前に、発注する側が作る「提案依頼書」と言われる資料です。発注側が資料をまとめなければならないことに、疑問を感じる方もいるかもしれませんが、Webやシステム制作の要件は細部にわたるもの。あいまいな希望を口頭で伝え、見当違いな提案に時間を費やすことは、両者にとって非効率です。提案時の正確さや効率をあげるため、そしてプロジェクトが進行してからの行き違いを防ぐためにも、まず発注者側がRFP資料をまとめることは大切なのです。

また、RFPは、複数のホームページ制作会社に相見積もりを取る際にも役立ちます。同じ条件を明確に提示すれば、各社の提案や見積書の比較も容易です。

さらに、ホームページ制作やシステム導入にあたっての、社内の意思統一にも有効です。多くの方がご存じのように、IT技術のトレンドやできることは日々進化しており、ともすれば「あの機能もつけたい」「この機能もつけたい」となりがちです。プロジェクトの目的や必要な機能、予算をはっきりさせ、稟議を通したり、社内に情報共有をしたりするためにも、RFP資料は役立ちます。

RFPの項目例

  • ホームページ制作の目的
  • 達成したい数値目標(KPI)
  • 自社のセールスポイントと弱み
  • 現行のサイトの課題
  • ターゲット(ペルソナ設定)
  • 納期
  • 必要なシステム、機能要件
  • 提出物(企画書、見積もり、構成案) など

RFPを作成することで制作会社への依頼内容が整理でき、社内での意識も統一できます。また、制作会社への伝達事項の抜けや、認識のズレなども防ぐことができます。RFPは、インターネット上に参考サイトやテンプレートがありますので、自分が記入しやすいものを参考に、作成してみることをおすすめします。

業者選定シートを使ってホームページ制作会社を比較・選定し依頼先を決める

ここまでホームページ制作の目的や要件をまとめたら、いよいよ発注するホームページ制作会社を決める段階です。ごぞんじのように、ホームページ制作を請け負う会社や個人事業主は、検索すれば無数に表示されるため、その中からどの会社を選定するか決めるのは、非常に頭を悩ませる作業です。

しかし、ホームページ制作会社には「システムの構築に強い」「デザインが斬新」など各社に得意分野・不得意分野があります。RFPを制作してホームページの目的がクリアになっていれば、その目的に応じて業者の得意分野・不得意分野を基準に比較・検討できるので、選定がしやすくなるでしょう。

一般的なホームページ制作会社のカテゴリと得意分野・不得意分野

カテゴリ 向いているサイト 得意分野 不得意分野
システム会社 ECサイト 自社でシステム開発ができ、会員管理や決済機能に強い デザイン、ユーザビリティ、導線設計が弱く、大手サイト向け
デザイン会社 ブランディングサイト トレンドを意識したデザイン性の高いサイトや動きのあるサイトが得意 集客やKPI設定、システム構築に弱みがある
企画会社 集客サイト 導線設計に強い。キャンペーンやメディアミックスなどの企画もできる 工程の一部が再委託の場合あり。納期と工数がかかり、金額が高いケースが多い
個人事業主
(フリーランス)
サイト立ち上げ 金額が安く、比較的短納期でサイトを構築することが得意 サポートまで個人で請け負いきれず、作るだけになることが多い

ホームページ制作会社を選ぶとき、デザインの良さや費用の安さに目がいきがちです。しかし、ホームページ制作は作って終わりではありません。その後の更新や運用も考え、ホームページの目的に適した制作会社を選びましょう。

 

制作費の内訳を理解して依頼しましょう

ホームページの制作費は、自社が求めるクオリティや機能などの要件によって大きく変わります。他社では100万円で制作したと聞いていても、自社のやりたい要望によっては高くなることもありますし、安くなることもあり、一社一社で異なるのです。

そのため制作会社に見積依頼をする際には、あらかじめ「何がやりたいのか」を明確にし、同じ条件で依頼することが大切です。

いくつかの制作会社に相談し、自社がやりたいことを実現するために必要な機能などアドバイスをもらうのも一手。ある程度の情報や知識を得たところで必要な機能を整理し、感触の良かった制作会社に同じ条件で見積依頼をすると、比較しやすくなります。また、「まるごとプラン」といった内訳が不明な制作会社でも、「この機能は要らないけど、値引きできない?」など、交渉することも可能になります。

いずれにしても、依頼する側も何にいくらかかるかを事前に理解しておくことが大切です。無駄なコストがないかをチェックし、自社に適正なホームページを制作しましょう。

 

まとめ:ホームページ制作発注の第一歩は目的と要件の整理

これらのポイントは、ホームページ制作を発注する前に整理しておきたい基本的な項目です。

「発注するのだから、RFP資料は制作会社側が用意するのでは…?」とも思われがちですが、ホームページ制作の目的の社内共有や、制作会社に制作意図を正確に伝えるためにも、依頼主側が発注前に用意しておくことは決してムダにはなりません。

ホームページ制作のスタートをスムーズに切るためにも、ぜひこの4つのポイントを意識して取り組んでみてください。

 

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